つばさの翼 (第三章の9) ・・そや、死んだらええねん・・
小説 つばさの翼 (第三章の9) ・・そや、死んだらええねん・・ を更新いたしました。
― そうや、どうせやったら僕も死んだらええねん。お父ちゃんにはあんなこと言われてしもうたし、お母ちゃんかって僕のこと、どこまでわかってくれてるか・・・。それやったらもう死んでしもうて、僕も天国に行ってシロと二人で過ごした方が楽しいやん。こないだもニュースで言うてたもんな、小学六年生が自殺したって。僕と同(おんな)じ歳やん。そや、死ぬって案外簡単なんかもしれへん ―
自分の命を自ら断つ、というこを何の恐怖も躊躇(ためら)いも無しに考えついてしまうほど、つばさの心は凍りつき、その冷たさで感覚が麻痺してしまっていたのだった。
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